HSP/HSCとは?人一倍敏感な気質を持つ人
以前から興味のあった、人一倍敏感な人、子供という気質を持った
HSP(Highly Sensitive Person)/HSC(Highly Sensitive Child)
について正しく理解したいという思いから、感性キッズ皆川公美子さんの講座を受講しましたので、そのご報告とこれからの活動について。
人一倍敏感ってどういうこと?内気な人の事?
HSP:ハイリー・センシティブ・パーソンの略語。繊細で感受性が豊かで、敏感な人と訳される。
実は、私たち大人にも、子供たちの中にも、このHSP/HSC(人一倍敏感という気質を持った人たち)が一定の割合で存在します。なんと、その割合ったら、20%。5人に1人なのです。
しかも、人間に限らず、動物にも虫にまでも(驚き)!一定数存在するそうなのです!
HSP/HSCチェックリスト
この理論を提唱しているアメリカの心理学者、エイレン・N・アーロン博士に基づくチェックリストは感性キッズサイトのこちらからどうぞ。
HSSという特性
HSSとは?今回学んだ講座の中で一番驚いたのは、そのHSP/HSCの中でも、
HSS(High Sensation Seeking)という気質を併せ持ったタイプがいるということ。HSPのうちの30%。人類全体からすると、約6%。
HSSの特徴は、
HSPの繊細さを持ちつつも、外交的。次々と新しいことに興味が湧いて行動しなくては気が済まない。そして飽きっぽい。
私、そのまんまですけどっ!!(がーん)
実は、この講座を受けようと思った理由が、とても繊細で内気な次男のことを理解するためでした。
教室の中で大きな声を聴いただけで、自分が怒られている気持ちになって、教室に入ろうとすると吐き気がしてきてしまうのです。
どうやらこの気質は、HSCというらしい。
学校大好きだった自分とは、まったく違う、と思い、この講座を受講していました。
ところが、なんですと?私もHSPで、しかもHSSで??(混乱)
全く反対だと思っていたのに、同じ???
思い起こせば。ふむふむ。
身に覚えがありありです。
まず、やたら疲れるのは、年のせいだけではなかったようです。
アクセル(HSS)とブレーキ(HSP)を同時に踏んでいる状態なのだから、
疲れて当たり前!(やたら疲れるのは、体力がないだけではないらしい)
意識的に1人になるダウンタイムが大切。(自分の中に、社交タイプと内向タイプの二人がいる感覚がやっと理解できた!)
そして病気ではなく、気質なので、お医者さんの治療対象ではないのです。
ただ、このHSS+HSPという気質だと理解するだけで、
なんとなく周りと違う感覚に納得できました。
一旦、すごく興味が湧いてしまうと、火が付いたように(とりつかれたように)必死に調べたり、実現のために行動する。
そして、ひとしきり目的を達成すると、あしたのジョーのように(古い)燃え尽きて
ぐったりしてしまう。誰とも話したくないし、子供たちより長く寝てしまったり。
これが、一日の中でも結構あったりします。
真面目なのか、怠け者なのか。
勤勉なのか、だらしないのか。
自分の中の二面性に長いこと悩んできました。
そして、さらに講座の中で「マルチポテンシャライト」というものだと気づくきっかけをいただきました。あぁ、びっくり。
これについては、後日また書きますね。
HSP/HSCメッセンジャー講座
さてさて、今回のHSP/HSCメッセンジャー講座。
新型コロナウイルス感染予防のため、本来3日間集合性の講座でしたが、
初日のみ東京会場で開催。
残りの2日間は、自宅でZoom受講となりました。
東京会場で皆さんとはじめてだったのにも関わらず。
やっぱり、HSPを知りたいという方だらけの会だけあって、
とてもやさしいし、居心地がいい。
あぁ、気を使わなくていい。
ホッとする。
それに楽しい。
講座なのに、とても癒されるという、不思議な世界でした。
メッセンジャー講座で学んだこと
HSPとは?HSCとは?
気質であることで、どんな不便があり、反対にどんな才能があるのか。
3日間にわたり、じっくりと学ぶことができました。
HSPのDOESという4つの特性
前述のチェックリストだけでなく、
HSP/HSCの判断には、DOESという特性が大事ということも。
この4つがそろわなければ、HSPとは判断されないのです。
D:深く処理する(Depth of processing)
O:過剰に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
E:感情の反応が強く、とくに共感力が高い(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)
S:繊細な刺激を察知する(being aware of Subtle Stimuli)
さらに、今回は主催の皆川公美子さん独自の分類も加わり、
ますます興味深いものでした。
(実はこの皆川さん独自分類に当てはまる気質の参加者が多かった)
これからの可能性
お子さんの敏感すぎる反応や、相手の気持ちを読みすぎる行動。
考えすぎ、気にしすぎ、と言われがちなその行動が理解できるだけで
世の中のどれだけの親子の気持ちが軽くなることか!
世の中の、原因がはっきりしない登園・登校しぶりのお子さんにも
HSCの気質が多く認められているそうです。
型にはめる教育方針や、大きな声、理解できない感情をぶつけてくる人々。
そういう刺激に対して、繊細なセンサーを持つ子供たち自身が耐えられず、
自分の身を、命を守るために家という安全な場所に避難しているだけだとしたら。
それでも頭ごなしに学校に行かせることが大事だろうか。
本当の苦しみや問題に寄り添い、どうしたら彼らの身を守りつつ、
彼らだからこそ感じ取れるものや、能力を発揮する場を見つけるために協力できるか。
そういう事が、今後は必要になってくると思うのです。
もう、時代が変わってきている。
今までの学校や職場に、無理して順応できなくなっているのです。
そして、社会も無理しなくても個性をいかせる時代に変わってきつつある。
これは正しく広めなくてはいけない。
そして、私が今までやってきた、
精神的・経済的に自立した人を育てるための活動(Web講座、働き方相談、起業講座、IT講座などの活動)が、ここに繋がるんだ!と確信したのです。
自分の得意で仕事をつくり、収入を得るためには、ITスキルは強力な助っ人になると信じています。
学校や組織で浮いてしまいがちな皆さんの力になれるかもしれない。
今こそ、チャンスなんじゃないかと思うのは、私だけでしょうか。
日ごろから、家では元気なのに、あまりよく知らない人の輪に入りにくい、表情が硬くなる、お友達と距離を取ろうとする。そういうお子さんを持つと、親としては、いろいろ悩みます。
最初は、なんとなく引っ込み思案で内気な様子を見せたりする我が子も、
いつか大人数の輪の中に入って慣れてくるのではないか?という淡い期待を抱いています。
しかしまぁ、やっぱり無理だったりするわけです。
始めに発覚するのは、保育園や幼稚園などの集団行動。まわりの先生もやさしく見守ってくださいますし、義務教育ではないから、と少し安心するところもあります。
しかし、真面目なお母さんとしては、やはりなんとかしたいと思う。
他の習い事に連れて行ってみたり、同じように育てた兄弟との差に戸惑ったり。
はい。私がそうでしたから。そのお気持ち、よーくわかります。
そういう気質を持つならば、無理して周りに合わせていくばかりではなく
得意なことを伸ばして未来につないでいくことを、選択肢の一つとして考えていきませんか?
我が子は、バラや桜でなく、チューリップやタンポポなのかもしれない、と思いました。そして私自身も。
ひとりひとり、得意なことが違ってあたりまえ。
咲く場所もタイミングも、見た目も、人それぞれ。
その人らしく咲くことが大事ですよね。
タンポポはバラや桜のようには咲けないのに、無理をしてしまう。
タンポポの私で、できることをやっていきます。
※2020.07.12追記
なななんと、HSP/HSCは、蘭(ラン:Orchid)だそうですよーー!!!
人一倍手をかけて、優しい環境で育てなければ!!
もう、どこまでわかってないんだか!!(^^;;
今後は、この講座で学んだことをたくさんの方に伝え、
その人らしさに役立てるべく活動してまいります!
まずは、3月末と4月に「HSC/HSPってどんな気質?」講座とお茶会を開催します!
お楽しみに!!
⇒ 残念ながら新型コロナウイルスの影響により、3月末、4月の開催は延期とさせていただきます。また準備が整い次第、ご連絡させていただきますので、楽しみにお待ちくださいね。
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