主婦の起業は甘くない?
女性の起業を応援する、わくわく未来プランナーの、ちのねやすこです。
今日は、夫の転職に伴いソフトウェア会社を辞めてから、いつか起業したいと考えて
実現するまでのおよそ10年間(長かった)、万全の準備をしていたはずの私が、
起業1年目に感じた「このまま行っていたら、起業が失敗するのだなぁ」と感じたことをシェアします。
どういう経緯で会社を辞めたか → エンジニアを辞めて茨城移住
起業するまでの10年間の経緯 → 起業家支援OfficeMANAへようこそ
は、それぞれ別記事を読んでいただくとして。
開業届をだして感じたうれしさ
私の場合、起業して、一番うれしいことは、
自分でなんでも決められる。自由であること。
最初にそれを実感したのは、起業届を出しに管轄の税務署に車を運転して行ったときの事。
書類を出し終わっての帰り道でした。
なぜだかわからないけれど、涙が出てきたんです。明らかにうれし涙。
しかも号泣(笑)。
心が喜びに満ちていて、
「ああ。わたしは、これから、何でもできる!!好きなことをしてもいいんだ!!」と。
これからは、自分の経験を皆さんのお仕事を軌道に乗せるために使おう。
初心を忘れないでいよう、と心に誓ったあの日。
ところが。
起業一年目には、いろんな出来事がありました。
起業1年目での誤算
見切り発車で、とりあえず出発
目的地に向かうための地図やコンパスがなかった。
それでも、起業前には、たくさん学び、Inputはかなりやったと思い、
とりあえず、進んでみないことにはわからない、レベルにはいました。
なんでもできる自由は、逆に、自分でこれをやる、と決めていない場合には、苦しみにもなりうること。
例えば会社員であれば、ある程度自分の担当が決まっていて、その範囲での作業となるけれど。
とりあえず会社に行き、人に会えば山のようにやることもあるけれど。
自営業だと、いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように、の5W1H(場合によるともっと増える)
といわれることは、全部自分で決める必要がある。
(ええ、そうです。当たり前なんですが、ほんとに。)
初年度の私は、まさに手探り状態。理論は知っているつもりで、いきなり大海に漕ぎ出してしまった。
まずは、人脈作り、と交流会やイベントに出てみるけれど、
「自分が何者」で「何をしようとしているか」、を短い時間で端的に伝えることができない。
ぼやけた目的と、ぼやけた自己アピールになり。
いつの間にか、自分が何をしたいのか、ではなく。
自分が何を提供すれば仕事になるか、お金になるか。(相手に)喜んでもらえるか。
だけを考えていたのです。
何とか仕事をいただけると、その判断基準を、周りの人たちの反応で測っていたのです。
コンサル業なのでクライアントと打合せをするところから始まります。
「こんな風にしたらいかがでしょうか?」と、アイデア出しをして、
そのままそこで「いいね」と言われたものを、「じゃあ、いつまでにこうやりますね。」
と、自分で作業してカタチにする。
常に時間は、請負作業に費やしてしまう。
打合せと作業の時間を合わせると、とんでもなく時間がかかってしまう!
効率が悪すぎる。
おや?これって?
自由だと思ったけれど、クライアントに提案しながら
作り上げるところまでやってしまったら。。。
もはや、コンサルではなく、請負作業。
まさしく…。 一番避けたかった他人軸。
自分の好きなこと、やりたい事ではなくなってしまっていましたーー!!
あぁ。(がっくり)( ;∀;)
できることは、なんでもやっていたのですが、
自分にとって簡単なことは、他人にも簡単だと勘違いし、
安い料金で請け負ってしまっていました。
心が大喜びするようなことだけをやっていきたい、
そう思っているのですが。
いかんせん、その思いは後回しにして、自分の事より、目の前のこと。
自分のことはひとまず忘れて、
クライアントの困りごと解決を作業まで請け負ってしまったほうが、話も早いし、すぐお金になる。
なんてことだーーー。
自分のビジネスをしっかりと組み立てて、目的地を決め、
地図を読みつつ、現在地を確認しつつ進まなければ、
流されてしまうんですね。
おー。あやうく、難破するところでした。気づけて良かった。
というわけで、何事も
やってみなければわからない ⇒ 試行錯誤で行動しなければ痛みも喜びも体験できない
ということがわかったので。
今年は、今まで「他にやってる人に悪い」「わたしなんかにできるわけない」
とあきらめかけていた夢の実現に踏み出します。
きっかけは、昨年出演させていただいた、鷲田美加さんのラジオ番組(ラジオつくば:「明日ノート」)。
30分も話すことなんて何もない、と思っていたのに。
私の中に眠っていた本当の私が夢を語り始めたんです。内容は別記事(私の夢が世界平和の理由)
に書きました。(その時の録音は宝物にします)。
本当にありがとうございます。
それはね、
「宇宙船地球号の乗組員として、国を超えて協力しあえる社会をつくること」
「常に自分自身や物事を宇宙から俯瞰する視野を持ち、
ボーダーレスで愛を循環させる世界をつくること」
簡単に言うと、
「愛と笑いで世界を楽しく♪」(ばっさり)( ´艸`)
自分が受けた親切をほかの誰かに送ることを、欧米ではペイフォワード、
日本では恩送り、と表現しますよね。
私も、誰かに送りつつ、大きな循環の流れに乗っていきたい。
ボランティアでは、すぐに疲弊したり、干からびてしまいます。
今回、それがわかりました。嫌われたくない、いいひとでいたい、というのは私のエゴ。
ビジネスで、自分も相手も満たしながら豊かな流れを生んでいく。
あまりにも大ごとで。自分じゃ何もできないと思っていたけれど、どうしてもあきらめきれない。
去年までは、「世界平和」としか言えなかった。
何度コケてもやれること、あきらめきれないこと。それってやっぱり、やらなきゃならないこと。
そして、大切な自分を活かし、人生をかけてやらなきゃならないこと。
そんなことを思い、決意した2019年の年明けでした。
まずは、
「バーチャル海外旅行」
「ちょっと気を付けるだけで通じるようになる英語の発音のコツ」
「外国人とわかりあえる、気おくれしないための心構え・異文化理解」
なんかをカタチにします。
そんなんじゃ、お金にならない、ばかばかしい、てんでバラバラだと思われてもいいです。
自分の中では、全部まっすぐゴールにつながっているように思うから。
今はわからないけど、そのうちわかる気がします。点が線に繋がる日が来る。
お役に立てる場所があれば、どこへでも行きたい。必要なタイミングで参加したい。
何かご縁がありましたら、どうぞお声がけください!!
そんなわがままを見守ってくれる、家族や友人たち、
いま、このブログを読んでくださっているあなたに感謝です。
いつもありがとうございます。
今年も素敵な一年になりますように。
ふがいない自分も、
やれる自分も精一杯愛しましょう♪