講師として人前でお話しすることで気が付いたこと
こんにちは。わくわく未来プランナーのちのねやすこです。
今日は、人前でお話しすることが苦手だった私が、
講師としてお話しできるようになった経緯をお話しします。
人前で緊張せずに話せた理由:私の場合。
先日、2018年6月12日に、
茨城県ひたちなか市の男女共同参画センターで、Ayu’s Bakeryの阿部あゆみさんと一緒に
講演をさせていただきました。
阿部あゆみさん
あゆみさんは、ひたちなか市で、子連れでもふわっふわのパンを作れるパン教室をしています。3人のお子さんがいるのに、なんでこんなに綺麗なの?モデルハウスっていうくらいの真っ白なお部屋で、いつも笑顔でおいしいパンをいただくランチ会などやってくれるのです。
お片付けの極意が学べる内覧付きパンランチも開催中。お近くの方はぜひ―。
「 夢への第一歩! 私らしい働き方を見つけよう」
というタイトルで、30代から60代までの20人弱の
女性にお集まりいただきました。
実は今まで、人前で話すことが苦手でした。
昔からお話しする機会は割と多くいただいていましたが、
出産後、特に専業主婦になって以降、まったく話したくなくなりました。
緊張してうまく話せない原因
今回、その原因に気づいたのでシェアします。
実は、内容よりもなによりも、
自分を良く見せようとして、緊張することが多かったのです。
無意識のうちに、「うまく話そう」「失敗しないようにしよう」と。
それは、私の場合、
いつも以上の力を発揮しようと無理をして、力が入ってしまい、
「必ず空回りしたり、頭が真っ白になったりする」、
という現象となっていました。
今回やったこと
そこで今回は、
「 かっこ悪くていい、弱いままでいい、素の自分でお話ししよう 」
と開き直ってみたのです。
そうしたら、なんと、普段通りにお話しできました。
これは、かなりの驚きでした。しかも、伝えられた時間きっかりに終えることができましたし。
今回は、フリーになってはじめての講演。
自分が評価されることよりも、
「伝えたい」
という思いのほうが勝ったからかもしれません。
良く見せようとするのはなぜか
あ、そうか。
企業にいたときは、競争社会。自分が選ばれるためには、勝ち残らなくては。
その思いが強すぎて、自分の弱みを見せることは決してなかった。
実績、数値、成果、生産性、手順の確立、水平展開、教育
そんなことしか頭になかった。
フリーになって
「ああ、ここでは、もう、私個人としての生きざまを見せていいんだ。」
「誰にも評価されることはない、自由なんだ」
と感じることができました。
もう競争はしない
今までは、特に周りが男性ばかりの中で、負けたくないと思っていました。
必要以上に努力して、自分を良く見せることしかやってこなかったのです。
「年間でこれだけの実績を上げた」とか「生産性をこれだけあげた」とか、「○○で表彰を受けた」とか。
しかし、今までは説得力を持っていた数値や実績は、もはや何の意味ももたない。
たとえ、ここ(女性の起業を後押しするお話をする場所)でお話ししたとしても、
下手をすると過去にしがみついた自慢話にしか聞こえない。
「あなただからできるんでしょ?」と思われては、何の意味もない。
少なくとも、これから真剣に働き方を考えたい女性の共感を呼ぶものではないのです。
経験から学んだことを伝えればいい
しかし、がんばってきた自分はいるわけで。そこを捨ててしまうわけではありません。
その経験で得たこと、考え方、自分のありのままの姿をお話しすることで、
もしかしたら、欲しい方に届くかもしれない。
簡単な事なのに、自分の事となるとなかなか気づきませんでした。
弱さをさらして
今まで、まったく人前で語ることのなかった、
ともすると、人として恥ずかしいこと・弱い点
「生い立ち」
・家庭不和の実家にいるのが嫌で、早く自立するために勉強し、県外に進路を決めて進学・就職したこと
・家族から背負わされた借金問題をどう乗り越えたか
「専業主婦のとき」
・いくら働いても、無償労働なので、評価されない。
・なんでもできると思っていたのに、全く仕事が見つからなかったこと。
・とても孤独だし、価値がなくなった気持ちになった事。
を含めてお話しできました。
やってみての気づき
自分が「恥ずかしい」と思うことを口に出来たこと。
思いがけず、みなさんがそれに共感してくださったこと。
それがとても素晴らしい発見となりました。
そして、
自分の人生を逃げずにきちんと語ることが、
何よりも自分を認めていることになる。
「あー、こんな私でも、誰かに経験をお話しして、
喜んで頂けるんだ!勇気づけられるんだ!」
と自信をいただき。
そしてこれから
やっぱり、たくさん経験したことは誰かの役にたつはず、
という自分の思いは間違ってなかったと
うれしさに包まれた1日でした。
小さいけれど、私にとっては大きな一歩。
今日も気づきと勇気をありがとうございます。
これからも、何か感じ取ってもらえるように表現していきたいと思っています。