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人生の目的(東日本大震災で気づいたこと)

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人生の目的

突然ですが、

あなたの人生の目的は何ですか?

 

「 人生の目的 」。普段の生活に追われて、あまり、そんなことを考える機会はないと思います。

目次

東日本大震災の体験

 

当たり前が当たり前でないことの気づき

私が「人生の目的」を強く意識したのは、東日本大震災の時でした。当時は、子供たちが4歳と1歳。

 

茨城県で被災して、家の中も食器棚や本棚が倒れ、食器やコップも割れて散乱してぐちゃぐちゃになり、

家からでるのもやっと。

 

車で一時間ほどの夫の実家が古い民家なので、倒壊していないか確認するために、まずは安否確認に向かいました。

 

その日に見たものは、なぜか時間が止まったような、不思議な感覚。

 

道はところどころ隆起したり、陥没したり、信号機は消えてしまい、様子をうかがいながらの走行。

走行が危険な道路を迂回していたら、近くの民家の中学生ぐらいの男の子が、車を誘導している!(驚)

 

自分のうちだけで大変なのに、なんという行動力!(きっと彼は素晴らしい大人になるね)

 

普段は1時間もかからない道を3時間ぐらいかかって、ようやく田舎の実家に到着。

それから2、3日、電気が止まり、水道の復旧には1週間以上かかった不便な生活。

すごいぞ、田舎

余震は続いてとても怖かったものの、何気に冷蔵庫の食材を使いきるために、冷凍してあった肉や魚、作り置きおかずの数々。

実は、毎日おいしいものをいただけてました。さすが実家。ありがたや。

田舎なので、ガスコンロで調理はできるし、水は井戸水や湧き水がある。夜の明かりは、ランプがある。

我が家はオール電化のマンションなので、まずエレベーターは動かないし、完全に機能停止。すごいぞ、田舎。

揺れはあるけれど、ちょっとしたキャンプ状態で。揺れもひどかったけれど、家族でいられたので、そんなに不安もない。

テレビも携帯もパソコンもない、本当に静かな数日間でした。

電気がもどってからの恐怖

実は、被災した直後よりも、しばらくたって、電気が復旧し、テレビから情報が得られるようになってからのほうが恐ろしかった。

繰り返し流される津波と原発の映像。目を疑いました。

 

恐怖の想念が世界中から届いてきた

遠く離れた家族や友人から、早く避難するようにとの電話。

もしかしたら、もう原発事故の影響によって被ばくをしているのではないか?

子供たちは、これからずっと外で遊ぶことができないのか?原爆の時のように、雨にあたったら、被ばくしてしまうのか?

全国、いや全世界から寄せられる、被災地に対する恐怖のエネルギーみたいなもの。たまらない閉塞感。

下の子はまだ授乳中だったので、女性ホルモンが不安定なのもあったのかもしれませんが、

あれほど、じわじわと精神的に追い詰められたのは初めてでした。

 

恐怖の先に

ですが、失望にくれても苦しいばかり。

そこで、ふと「私は今、確かに生きている。何が何でも子供たちを守らなければ」という思いがわき上がってきました。

 

そうだ。この暗い気分に浸っていても何も変わらない。時間を止めてしまったら、何のために生き残ったのか。

本当に大切なもの(私にとっては家族の笑顔)に気づけたことで、

これからの人生、生き直せばいいんじゃないか。

 

このまま死んでしまっていたとしたら、何も成し遂げていないじゃないか。

 

私は、何のためにこの世に生まれ、何をなすべきなのか。

あの日以来、ずっと考えています。

今日この日を生きられること自体、奇跡なのだ。

簡単に答えは出てこないけれど。

目の前にある問題。こうしたら、もっとよくなるんじゃないか?

まずは話をして、気持ちに寄り添い、分かち合うことはできるんじゃないか?

何かできることをしたい

自分にとっては、当たり前すぎて普通に思えることが

誰かの役に立つことがあるかもしれない。

自分の命を輝かせてこそ、生きている実感がわくのではないか。

そう。

人は一人では生きていけない。

この意味は、単に誰かに助けてもらわなければならない、ということだけでなく。

 

自分の価値すら、自分だけでは認められない。

人と関わることでしか、学べないことがある。

世の中にもし、たった一人、自分しかいなかったら…。

きっと、苦しみも喜びも感じられない。

生きるために生きていくことを教わった

 

わたしは今日も、自分のために、家族のために、そして世界のために生きていく。

なぜなら、それらはすべて一つ、みんなつながっていて、切り離せないものだから。

よりよい未来のために。

今日を笑顔で、精一杯生きていこう。

自分が幸せでなければ、世界を照らせない。

自分が幸せであることが、世界の幸せ。そう感じている。

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この記事を書いた人

officeMANA代表:茅根泰子(ちのねやすこ)です。茨城県ひたちなか市で、女性起業家が自分らしく働くためのWeb作成支援をしております。元システムエンジニア、海外勤務、繊細な子供の子育て、地方移住という今までの経験をフルに活かし、ITを使って世界中どこででも売り上げと業務効率を上げるためのWeb環境作成をお手伝いします。

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