心や身体が疲れやすい、繊細や敏感と言われているHSP(Highly Sensitive Person)。

HSPとその子供版のHSC(Highly Sensitive Chile)について知ってもらう活動をしていると、

時々HSP気質を持つ私でも疑問を感じる記事や訴えに遭遇することがあります。

「私(または子供が)HSPなんです。繊細なんだから、もっと大切に、気を使ってください。」 と、訴えているように聞こえるもの。

「もしかしたら、私の発信でもそう感じさせているのかもしれないなぁ」、と驚きと共に、気を付けたいと感じることがあります。

伝えたいのは、そこじゃないんです。

 

「HSPだからなに?」「どうして欲しいの?」って聞かれたとしたら、

「特別扱いや、かまって欲しいわけではなく、ただ、知っておいてほしい。当事者を追い込むことを避けて欲しいだけ。」 そう返したくなります。

私がお伝えしたいのは、HSPではない人に対してというより、

実は、自分がHSPであることに気が付いていない本人に対してだったりします。

木漏れ日

足が速い人、遅い人、せっかちな人、のんびりな人、背の高い人、低い人、いろいろいるように。

自分の外側からだけでなく、内側からもたくさんの刺激を受け取ってしまう気質の人が5人に1人いる、ということを知って欲しいだけなんです。

HSPの当事者であっても、自分の気質に気づいていないことがあります。私も、子供のことがきっかけで知りました。

動作が遅い息子は、不器用に見えるし、要領が悪い。 さっさと行動してほしいと思ったし、余計なこだわりは捨てて順応してほしかった。 しかし、他のHSCの特徴を聴いたり、いろいろ学んでいくと。

どうやら何も考えていないのではなく、むしろ自分の中でありとあらゆるシミュレーションをしているから、

深く処理しているから、だったんです。  

 

そんなこと、思いもよらなかった。

親の立場としては、子供が立派に育つこと、人並みに遅れずついていくことを自分の仕事、責任だと思っていたし、何とか慣れさせようと躍起になってた。

習い事も、学校も、文句を言わせず送り出す。連れていく。

けれども、私の良いと思うことを押し付けるだけで、

子供の思いや感情を、丁寧に聞き取るなんてことができていなかったんです。

子供が不登校になり、原因探しをして、HSCという気質に気づくまでは。

木漏れ日2

私自身が子供のころは、本当はいろいろ気になっていたけれど、モタモタしていると怒られるからとりあえず動くことで、難を逃れられることに気が付き、その後は何も考えずに行動するようになった。

とりあえず動いてたらさっきのこだわり(疑問や好奇心)は忘れて、次に関心がいくようになった。だから自分のこだわりよりも周りをよく観察して、他人の動きに合わせて動くようになった。そんなことを繰り返してきたのかもしれません。空気を読む、ということかもしれませんね。

目上の人、周りの人の感情に敏感で、自分よりも優先することをくりかえした結果、

常に承認してくれる誰かの存在や、結果を求めるようになった。

 

自分が何をしたいのか、とか。

自分が何が好きなのか、とか。

忘れてしまって、判断できなくなってしまう。

森の木

強くなければ生きていけない?

今まで生き抜くために、たくさん頑張ってきた人、数々の刺激をうまくコントロールするように、地道に訓練をしてきた人。

そういう方は、頑張れない人を見ると、「甘えている」「そんなことじゃ、生きていけないぞ」と、腹が立つのかもしれません。それが自分に近い存在であるほどに。

もともとHSPさんの性質を努力と根性で乗り越えてきた方かもしれません。

 

もしかしたらHSPさんかも?

実は気づいていなかったけど、無理して強くならねばと頑張ってきた隠れHSPさんに、

気づくきっかけになり、少し緩んでいただきたい、と思います。

HSPの勉強会では、

・他の人が怒られているのをまるで自分のことのように感じる

・誰かが困っているのにいち早く気づき、自分が損をしても見て見ぬ振りができない。

・うまくいった時もいかなかった時も、その原因や他の選択肢だったらどうだったかと、いちいち思い返して、分析してしまう。

・自分が動かなければ、みすみす失敗するのがわかっているからしょうがなく動くのだけれど、誰にも感謝されない。もしかして、気が付いてるのは私だけ???

 

こんな事例についてお話しします。すると、

「え?それって普通じゃないの?」「みんなそうなんじゃないの?」

そういう言葉が飛び出します。

HSPの気質を持っているのに、自分が弱いだけだと思い、強くならねばとか、他の人ができるのだから、自分がおかしい、普通になりたい、と悩んでいる人たちに

その気質のままで良いこと。無理しても矯正できるものではないこと。

むしろ気質を活かせる道があるんだということを伝えたいのです。

環境さえ整えば、繊細な部分を長所として活かすことができます。

 

HSPさんに必要な環境とは、

(自分と対話できる環境)だと思っています。

自分の特性を理解したうえで、一人になれる、静かな環境。

海や山、草木、などの自然に身をおくこと。

一日の終わりには、神経のたかぶりを沈める必要があること。

人との境界線を常に意識しておかないと、自分のエリアを守れないこと。

つい、自分を他人の感情のはけ口にしてしまうこと。(それって、自分がかわいそう。)

光を浴びる少女

HSPさんは、知らない間に生き延びるための癖がついてしまっているようなのです。

つい、やってしまう。

なぜならそれでうまくいってきたから。

でも、これからもそのままでいい?

 

いいえ、もう、いいですよね。

もう私たちは大人になり、幼いころに尊重しなければならなかったあの人たちの力を

借りずとも生きていける。

 

私を守るのは私。

私の好きを、夢をかなえてあげるのも私。

もう、自分の心の声をないがしろにしないでいいんです。

もうこれ以上、自分を偽らなくてもいい。

笑う子供

誰よりも自分の声を聴き、味方になり、自分を満たしたら、

いつのまにか周りの人がどんどん幸せになっていくみたいです!

世界中に愛の循環が起きることを目指したいですね!!

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