直感を信じることの大事さ
社会のカタチがすごいスピードで変化していますね!
まさかこんなに急に在宅ワークが普及したり、Zoomが必須になるなんて!
先日、
最近のコロナ騒ぎの中で、役所がリモート勤務できていない理由の一つに、
「いまだ印鑑(ハンコ)文化だから」
という報道がありました。
紙の文書に、役職ごとに捺印する欄が設けてあって、そこに「ハンコ」がなければ処理が進まないのです。
自粛期間中なのに、その「ハンコを押しに行く」ために出勤しなければならないのです。
これを聴いて、「え?今も?」っと、驚くと同時に、「やっぱり」とも思いました。
私がまだ新入社員だった時(もう30年近くも前になるのねー。ずいぶん昔~(^-^;;)に、
毎年ある時期になると、各部署ごとに、特許を取れそうなアイデアを考えて出願する、というノルマがありました。
技術力とか関係なく、発想力勝負なところがあるので、割と新人・若者が担当するのが通例。
その時、よくわからないながらも私が提案したのが「電子承認」でした。
要するに、ハンコを電子データにする、というアイデア。
今では大手の民間企業ではあたり前になっている、電子データでの捺印です。
会計ソフトなんかでも、印影といって、押印した画像を取り込めば
簡単に書類に押せる技術です。
私も現在は一人で業務をしているので、会計ソフトを介して
請求書の発行を代行してもらうときなどに、重宝しています。
他にも、テレビがまだブラウン管の時代(液晶なんてなかったのよー(+o+))でしたので、「壁掛けテレビ」という案もありました。
今なら、本当にどちらも当たり前に存在する技術。
その当時、まだまだ若かった私にも
「いちいち本当にハンコを押す必要ないでしょう?磁気データで充分じゃん?」という発想は、その当時からあったし、そうなれば世の中のためにも良いとわかっていた。
なので、出願したのです。
でも、会社という組織の中では、その時問われていたのは、アイデアを出すことだけ。
概念を特許と言う形で先に登録しておいて、いざとなったら、会社が商品化する。会社の資産。
それをカタチにして誰かに届けることは、自分の仕事じゃなかったのです。
なので、その時は「ハンコを電子化したら楽じゃない?」という、アイデアだけだして終わり。私の仕事は終了です。
あの時、そのアイデアに必要性を感じ、商品化していれば今頃そのためだけに出かける公務員も減ったろうに…などと、妄想してしまいました。
ああ。
行動するかどうかで変わるというけれど、こういうことかもしれませんね。
「自分事としてとらえられるかどうか。」
人は変化を嫌う生き物です。
こうすれば便利かも、と思っても、「どうせ無理。変わりはしない。」
「だれかそのうちやってくれる」と思ってしまいますよね。
でも、今、つくづく思うのです。
時代は変わった。
一人起業でも、アイデアをカタチにできる。一人でも世界に情報発信できる!
もし、どうしても納得いかない世の中の不条理だったり、
「こう変えたい、こうしたい!」「こんなものがあればいいのに!」
「私はこのために生まれてきた!」ってものがわかれば
それを成すだけ、という時代になったんじゃないかと思うのです。
なすべきことに気づくには
少なくとも自分の感情は、大事な気づきを与えてくれる。
どんな教科書よりも、セミナーよりも、正しいと言われる理論よりも
一番大事なセンサー。それが自分の直感。
疲れていたり、人に気を遣っていたり、だと、どんどん鈍っていく。
最近苦しく感じることがあったので、直感を取り戻したいと思い
引きこもり期間中に、徹底的に自分と向き合いました。
毎日、裏庭の植物に触れたり、散歩したり、
空をながめて雲の写真を撮ったりと。ただある、ことを意識して過ごしてみて。
少しずつ自分を取り戻してきています。
そのときふと、降ってくる言葉だったり、感覚だったり。
私の場合、特にシャワーを浴びている時や、プールや海で浮かんでいる時、
それと朝起きてすぐが、ひらめきの時間。
すぐにメモして、忘れたころに見返します。
そして、その時、ちゃんと答えを受け取れるんです。
ああ、やっぱり。と思うことが多い。
答は自分が知っている、というのは本当だなぁ、って
最近つくづく思います。
みなさんも、ご自分の心の声、大事に聞いてみてくださいね。