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答は自分の中にある、とは?

レッサーパンダ
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「志のある、心やさしい起業家を応援すること」

それが私のやりたいことの一つだと思っています。今日は、そんな方の励みになればうれしいな、と思い、ここ最近の気づきについて書いてみます。

日々過ごす中で、何をやったらいいか。
気がせくばかりで行動できない時期ってありますよね?
焦れば焦るほど、空回り。行動したとしても、手ごたえを感じられない。
そんな時期は、自分と向き合う絶好のチャンスかもしれません。
しゃくなげ
起業して3年目。
やっと、「Webを活かして皆さんのお役に立てそうかも」と思えてきたこの頃。
コロナウイルスでの自粛がはじまる直前の3月ごろ、Webコンサルをしているクライアントさん向けに「参考になるちょうど良いWordPressの書籍がないかな?」と本屋に立ち寄った日のこと。
書店の写真
ひとしきり、Web関連書籍を見ておりました。
つい、また「勉強のために」デザインの本にも手を伸ばしたり。
そしてふと見ると、「LaTeX2e 美文書作成入門」というタイトルの本が。
(これ、ラテックスではなく、「ラテフ・ツーイー」と読みます。)
LaTeXって、私がまだ新入社員のころに、マニュアル作成のために学んだスキル。「まだあるんだー」と思って、ページをめくってみます。

昔の自分に出会う

もう20年以上も昔の話です。そのころはまだMicrosoftのWindowsなんかもなくて。OSもDOSというもの。もちろん、Wordなんかもありません。ちまたの文書はワープロレベル。
デザインどころか、余白やフォントにすらこだわる時代じゃなかったのですが、TeXは、コンピュータでテキストと図版をうまく配置して、版にあたるもの(PDF または PostScript ファイル)を出力する(タイプセットする)ための組版ソフトです。
と言っても、なんのこっちゃ?ですよね(笑)複雑な数式を得意としていて、今でも学術論文やマニュアルなんかに多用される技術です。
段組みされた本のイメージ

イメージはこんな感じ

製本に使われる技術なので、本当に美しい仕上がりなのです。きれいに収まり、見やすく、美しい。学術書レベルの美しい文書が書けることがうれしくて、本業のプロジェクトの合間に、夢中になって勉強しました。
タイピングする女性
見よう見まねでコードを書いては、それが美しくレイアウトされていくことに感動を覚えていました。どんなフォントを使うか、どれだけの余白を入れるか。
美しい文書などに興味を持つ人は私ぐらいしかいなかったので、LaTexが使えるというだけで、その後のマニュアル作成にも活かすことができました。
そして、このコードの書き方や考え方が、のちに出てくるWebで使うHTMLに似ていて、
すんなりとWeb作成にトライできたのです。思えば初めてWebを導入したときも、好奇心から。
Netscape Navigatorというブラウザをサーバにインストールして機械語に翻訳(コンパイル)して動作させます。Webの初期も初期でしたので、「別の国の研究室のコーヒーサーバーの減り具合がリアルタイムで見えるなんて!」と、きゃっきゃっと喜んでおりました。
HTMLで書くWebの表示の仕方も、今に比べるととても貧弱でした。
  • 行頭の隙間が気に入らないな⇒ピクセル単位で空白を入れてみよう、
  • 表にした時の枠線の太さがもっとシャープにならないかな?⇒枠線をなくしてみよう。
  • どぎつい色の対比は嫌だな⇒色番号で直接指定しよう。
なんて、そんなの誰も気にしないって思っても、どうも気になってしまうし、美しく収まるとうれしい。
HTMLのコードも、テキストでベタ打ちができるほどになっていたし、「難しそうでも、やってみたら、きっとできるはず。」という根拠のない自信も育っていきました。
モノクロ書店

私が私であること。

忘れていた、若いころの自分の頑張り。まぎれもなく、過去の自分が頑張ってきたその延長線上に、今の自分がいる。
skyandflower
ああ、わたしは、そんなことも忘れかけていた。でも、ずっと頑張ってきた。
そうだ。誰が見ていなくても、自分はずっとその頑張りを知っている。一歩、また一歩と、歩んできた。
文系の自分が理系の人間の中で、自分なりの色を出せるよう模索し、興味のあることに関連付けながら、できる限りのことをしてきたよね。
私は、自分で自分を認めていなかった。いつも、「まだまだ実績がない」、「自分自身がぶれているからダメだ」、「ブランクがあるから、最新の技術に追い付けていなくてダメだ」とダメ出しばっかりで。ないものばかり探してきた。ずっと頑張ってきたのに、それじゃあ可哀そうすぎる。
「自分を自分で認めてあげてもいいじゃないか」
そう思った瞬間に、涙があふれてきました。

ああ、そういうことか。。

自分が自分であることを受け入れるとは。
ありのままの自分を受け入れるとは。
少しだけ、わかった気がしました。
溢れる涙と共に、じわじわと温かい気持ちが広がり、癒されていきました。中の自分が、しみじみと喜んでいる。
さくら
そうだね。
わたしって、ずっと外側に評価や賞賛を求めてきた。
周りの人のため、と思ってやってきたことに、少なからず「ほめてほしい」「認めてほしい」という気持ちがあったのだな、と。
もう、外側に求めなくてもいいんだね。
具体的な「賞賛やお礼の言葉」と「報酬の金額」でしか、自分を評価できていなかったよね。
自分の頑張りは、自分で認めてあげればいいんだね。
そして、この「外出自粛」のタイミング。
私にとっては、「自分に戻る」ための大切な時間となっています。何に喜び、何を嫌い、何を求めているのか。

一旦立ち止まり、見直すチャンス。

外にいくら答えを求めても、理屈や方法は学んでも、しっくりこなかった。答えは自分の中にしかないから、ということは知っていた。心理学の本にも、コーチングの本にも「答えは自分の中にある」そう書いてあるけれど、

自分の中の答えってどうしたら見つかるの?

何をやってみてもピンとこない!

という感覚が続き。
  • 瞑想してみた。
  • ブレインダンプもやってみた。
  • 自分につながる、系の本も読んでみた。
  • いっぱいいっぱい書きだしてみた。
  • カウンセリングやコンサルも受けてみた。
  • いろいろやってみた。
でも、その場限りで。心が弱いの?がっつり向き合う感じではなかったからなの?簡単には、答はみつからなかった。
そんな中、子供が学校に行けなくなり、「子供の不登校の原因は母親が自分を愛せていないから」という指摘にも合い、「わたしのせい?」と、毎日責められている気がして、もっと苦しくなった。
いつも自分の将来のことより、目先の夕飯の献立だったり、家族の世話だったり。自分のことを考えることを後回しにしてきたのに、こんなに頑張ってるのに!どうして?答えがでないとイライラして。
ひいては、周りの環境に邪魔されている感覚すら覚えてしまう。自分で選んだことなのに。
焦るばかりで、どんな情報が入ってきてもピンとこないし、いざ行動しようとしても心がざわざわして中の自分がGoと言わない。
本当に時間がないわけじゃない。たった10分、心静かに過ごす時間なら時々あるはずなのに。
マグカップに入ったコーヒー
自分が楽しむことが先、ということはわかっている。いや、わかってないんだな。でも、好きなことをしてもお金にならないしー。
そんな思考の中で、ぐーるぐーる。あああああああ!また今日も終わっていくー。
夕暮れ

星の応援団

そんなある日、ふと、「きれいな星空を見たいなっ」とつぶやいたら、その翌日に夫がたまたまやっていたスーパー銭湯のクジで、見事、コテージの招待券をゲット!!クジ運すごい!
おかげで、家族で星空観察ができることで有名なコテージに出かけました。
しかし予約したその日は季節外れの大雪で悪天候になってしまい、よっぽどやめたかったけど、有効期限ぎりぎりになったのでしょうがなく現地入り。
コテージ
夜になり、一人でコテージ前の広場で空を見上げると、なんと一斉に雲が流れ、一面の星空が現れたのです。うれしくて家族を呼んでも、寒空だったので、ちらっとしか外に出てこず。
星空
たった1人で大空の星たちに向き合う感覚。
そしてあまりに美しい星空に向かって、宇宙にむかって、本気で「助けてください」って、頼んでみたのです。
その時、星々がやさしく「だいじょうぶ。一人じゃないよ」ってささやいてくれた気がしました。
いいんです、そう感じたんだから!(笑)非科学的と言われるかもしれませんが、あたたかく包まれるような、夢の中のような、とてもやさしい時間でした。
思い起こせば、そこからさらに加速度的にいろんなことが起こり、今に至ります。
自粛期間に入るのに、何気なく借りてきて見たDVDが、「プーと大人になった僕」と、「バケモノの子」。一見、共通点がなさそうなこの2枚のDVDですが、私にとっては、「人生で大切なもの」に気づくきっかけになりました。
プーの言う通り、「何もしない」を絶賛実践中(笑)
ナマケモノ壁画
バケモノの子では、自分の闇を毛嫌いせず、向き合うことを教えてもらいました。人を羨む心、寂しい気持ち、苦しみ、恨む気持ち。人間だから、あって当然。ただ、闇に飲み込まれるな、と。
さらに、この時期の特別な静寂な環境も、「自分に戻る」手助けをしてくれました。

外からの刺激が減り、自分に向き合う時間。

あんなに手放すことを恐れた仕事や学びも、いったんお休み。
自宅裏の花
ただただ、感じること、楽しむこと、自分の声を聴くことに集中しています。
でも時々、この時期だからこそ、オンラインで接点がある方々からも、ヒントをもらったり。
出会いは必然なんだね。皆様、出会っていただいてありがとうございます。1人では生きていけないって、こういうことなんだなぁ、と、また一つ学びましたよ。ほんと、一人じゃないね。
宇宙の後押し、半端ないです。レベルあーーっぷ!なのか?(笑)
すべてのことが、当たり前じゃなかったことをまた感じつつ、ちょっとしたことに感謝しながら、ゆるゆると生きています。
100年前のN夫人

100年前の肖像画。

私にそっくりでしょ?超お気に入り。
この期間に、ちょっとだけ、変わったのか?変わらないのか?みなさまにリアルでお会いできる日を、心待ちにしていまーす。
うさぎ
See You!
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この記事を書いた人

officeMANA代表:茅根泰子(ちのねやすこ)です。茨城県ひたちなか市で、女性起業家が自分らしく働くためのWeb作成支援をしております。元システムエンジニア、海外勤務、繊細な子供の子育て、地方移住という今までの経験をフルに活かし、ITを使って世界中どこででも売り上げと業務効率を上げるためのWeb環境作成をお手伝いします。

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